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東大生の手帳で成績が伸びる

東大生が伝授「手帳で成績が伸びる」スゴい活用法 書き込むのは自分が取り組む内容だけではない 6/10(土) 6:02 Yahoo!ニュース 東大生が手帳の効果的な活用法を紹介します(写真: kuro3 / PIXTA) 内部進学者が大多数の高校から、東大に現役合格した松島かれんさん。そんな松島さんは、普段から手帳を効果的に使いながら、スケジュールを立てているといいます。松島さんの新著『無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術』を抜粋・再構成し、受験生にも、社会人にも役立つ手帳の活用法を紹介します。 【図】東大生が教える、超効果的な手帳の活用術 みなさんは、手帳にどのようにご自身の予定を書き込んでいますか? おそらく、ほとんどの方は月ごとのページに「自分が取り組むべき内容」と「その提出期限」などを書き込むと思います。 これらを書き込むのは、「あと何日後に提出しなきゃ」と一目でわかった状態で日々、物事に取り組めるという点で効果的ですよね。 ■手帳の効果的な使い方 ですが、それ以外にも上手な取り組み方があります。今回は、手帳を上手に活用して自分の力をいっそう高めてくれる方法をみなさんに共有したいと思います。 その方法とは、「1日の時間を無視して、思いついた勉強内容のすべてを書き込む」ということです。 具体的にはこのようなイメージです。 (※外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください) 例えば、学生の方であれば授業中に先生から「時間があるときにこの問題も解いてみてください」と言われたら、手帳に「数学 ◯◯ページ 練習問題」などと書き込んでいきましょう。 社会人の方であれば急に上司から「そういえば時間があるときに、今度の商談のためのこういう仕事もやっておいてね」と言われたら、手帳に「A会社の資料まとめ (今度の商談のため)」と書き込んでみましょう。 ほかにも、自宅や図書館で自習をしたり、問題集に取り組んだりしていると「この範囲、まだあまり理解できていないなぁ……」と感じることはありませんか? あるいは、本を読んでいるときに、「もう一度読まないと理解できないかもしれない……」と感じることもあるのではないでしょうか。 そんなときは、改めて教科書や本の該当範囲を読み直してみたり、もう少し難易度の低い問題集に取り組んでみたりする必要がありますよね。 ■「やるべき内容」を思いついた時に書き込む そこで、手帳に「英語教科書 ◯◯の範囲 もう一度読む」「英文法の問題集 ◯◯ の範囲を解いてみる」などと書き込んでおくのです。 このように、「取り組まなければならない内容」を思いついた瞬間に、手帳の今日のページのところに書いていきましょう。 この時、注意してほしいのは、自分のキャパシティを踏まえてタスクを書き込む必要はない、ということです。先ほども述べた通り、とにかく、1日の時間を無視して、終わらない量でもいいから書いてみることが大切なのです。そして、それを1つずつ実行していきましょう。 もちろん、このように思いついた突発的な物事は、そのすべてをその日のうちに終えられることはほぼないでしょう。ですが、それでもいいのです。 取り組みきれないタスクが出てきてしまったときには、書き込まれた内容のうち、今日優先して取り組むべきことではなかったり、あるいは取り組んだけれど、どうしても終わらなかったりした物事を、取り組みたい日のページに「書き写して」おきましょう。 具体的には、このようなイメージです。 「1日の中でできることは限られているし、別の日に書き写すなら、そもそもどうして今日のページに取り組むべき内容のすべてを書くの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。 ですが、今日のページにすべて書き込むことには、「日常生活とタスク内容(勉強や仕事)を紐づけることができる」という大事な効果があるのです。 例えば、ふと「英語のこの問題集も取り組んでおきたいなぁ」「この範囲全然わからないから、もう一度読んでおきたいなぁ」と思ったとしても、それをすぐ実行に移したり、書き留めておかなかったりしたらどうなるでしょう。きっと数時間後には忘れてしまうはずです。 しかし、学校にいる間は授業があったり、手元に問題集がなかったり、あるいは家にいるときにはご飯を食べる時間になったり……と、「思いついた取り組むべき内容」を「その場ですぐ」実行に移せる瞬間は意外と少ないものです。 だからこそ、手帳の今日のページにとりあえず、取り組むべき内容をすべて書き込んでおくことが大切なのです。 そうすることで、取り組む内容を忘れずにいられて、 少し時間があるときに別の日のページへ書き写せたり、家に帰ってから手帳を見返す中でタスクを思い出したりすることができます。 結果、取り組むべき内容に見落としが少なくなり、自身の苦手を一歩ずつ克服しながら勉強に取り組むことができるのです。 ■取り組んだ内容には線を引く そして、この一連のプロセスの最後にもう1つ、みなさんに取り組んでみていただきたいことがあります。 それは、「取り組んだ内容には線を引く」ということです。終わった物事に、横線を引いて、終わったことを明確にしていくのです。 このようなイメージです。 ただ取り組む内容を書き込むだけでは、それが書いてあること自体に安心してしまったり、 取り組むのを先延ばしにしてしまったりしかねません。しっかりと実行に移すところまでいくことが大切なので、取り組んだことがパッと見てわかりやすいよう、線を引くことが効果的です。 また、線を引くことによる効果はほかにもあります。例えば、取り組むべき内容がいっぱいあるのに線が少なければ、「今日はまだ全然、取り組めていない!」ということに気づくことができます。反対に、取り組むべき内容のほとんどに線が引かれていたら、「今日はたくさん取り組んだ!」という達成感を得られたりします。 この気づきや、達成感によって、「次も頑張ろう」というモチベーションを生み出しやすくなり、よい緊張感の中で勉強や仕事を続けることができるのです。 もしこの記事を読んでくださっている方が何かの試験の受験をひかえた方であれば、この方法はよりいっそう効果を発揮するはずです。この方法を試すときには、試験のために必要な勉強とは何か、自分が取り組むべきことはどういうものなのか、自分自身でしっかりと考え、自身で「生み出していく」必要があるからです。 ■「やらなければならないこと」から考える 大学受験などの受験では、1~3年間と勉強する期間が長いうえ、1人ひとり取り組まなければならない勉強内容が異なります。そのため、「『自分で』取り組むべき勉強内容を見つけていく」ことが大切です。 だからこそ、自分は何をするべきなのか、できることのキャパシティから考えるのではなく、「やらなければならないこと」から考えていく発想はとても有効なのです。そして、その内容にコツコツ取り組んでいくことが、合格のためには欠かせません。 このような手帳術を活用することで、「よい緊張感」を保ち、時間とうまく付き合いながら、勉強やお仕事を頑張ってみてください。心から応援しております。 松島 かれん :現役東大生